新年あけましておめでとうございます。
佐々木透です。
昨年は演劇についてあらためて色々考える年でした。
演劇の持つ可能性を信じる一方、アーティストは何を発信していくべきか、また、そもそも発信ということにどれくらいの意義があるのか、そんなことを考えていました。
世の中は今、激動しています。科学の進歩も凄まじいです。
演劇は、正直、その動き全然に追いついていけてないなと思います。
追いつく必要はないのだとお叱りを受けそうですが、そんなことは絶対にないと思います。
新しい時代にこそ、いにしえから続いてきた舞台芸術が、どんな新しい価値を未来に投げかけられるか。いま、むしろ崖っぷちなのでは? とすら考えます。
ですから、僕は演劇にまつわるあらゆることをどんどん抽象化していきたいなと思っています。
皆さまにとって、この一年が、とても刺激的でよい年になることを願います。そして、僕もよい刺激を提供できたらと思います。
本年も、リクウズルームをよろしくお願いいたします。
リクウズルーム
佐々木透