劇評
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演劇とそのボディ・スナッチャー、リクウズルームについて⑶/山下望
このようにして、水素74%の『謎の球体X』はカントが分析したような個人的・主観的な「趣味判断」の機械的に従うしかない強制力(経験的利害を離れた対象に「無関心」な…
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演劇とそのボディ・スナッチャー、リクウズルームについて⑵/山下望
……お茶を濁すような形になってしまったが、まだ話は終わっていないので気を取り直して先に進むとここまでリクウズルームの世界を跡付けてきた結果、「内面」から切り離さ…
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演劇とそのボディ・スナッチャー、リクウズルームについて⑴/山下望
これまでのリクウズルームの演劇は、高速回転で多線・多方向に辻褄が書き換えられていく「書かれた」台詞とその戯曲のテキストを舞台上で「喋る」身体の解離が起きる、つま…
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アマルガム手帖+ 劇評/「数式が露呈する純粋さ」 綾門優季
「数式が露呈する純粋さ」綾門優季リクウズルーム『アマルガム手帖+』(こまばアゴラ劇場、2016年)では、対話の最中、頻繁に聞き慣れない数式のよう…